8月中旬津市のホテルで宿泊客18人食中毒 

8月中旬、津市のホテルで食事をした宿泊客18人が、下痢やおう吐などの症状を訴え、保健所はこのホテルの食事が原因の食中毒と断定し、ホテルの飲食店について、23日付けで、営業禁止の処分にしました。

営業禁止の処分を受けたのは、津市にある「美杉リゾートホテルANNEX」です。
県によりますと、8月14日、このホテルを利用した愛知県と香川県の宿泊客から、下痢やおう吐などの症状が出たと津保健所に連絡がありました。
保健所の調査の結果、8月13日から14日にかけてホテルに宿泊し、朝食を食べた4歳から61歳までの男女、18人が同じような症状を訴えたということです。
また、症状を訴えた人や調理を担当した人の便などから、「黄色ブドウ球菌」が検出されたということで、保健所は、このホテルの食事が原因の食中毒と断定しました。
現在、症状を訴えた18人は全員回復しているということですが、保健所はホテルの飲食店について、23日付けで営業禁止の処分にしました。
ことしは、23日までに保健所に届け出のあった食中毒は3件、患者数は207人で、県は、十分に手指を消毒してから調理することや、調理後はなるべく早く食べること、それに食品を室温で長時間放置しないことなど、注意を呼びかけています。