伊賀鉄道で風鈴列車運行 車内に伊賀焼の風鈴

三重県伊賀市を走る伊賀鉄道で、涼しさを感じてもらおうと、車内に風鈴を吊るした風鈴列車が運行されています。

伊賀鉄道では毎年、この時期、涼しさを感じてもらおうと風鈴列車を運行しています。
2両編成の列車には、車内に地元の伊賀焼で作られた風鈴があわせて30個つるされ、車両の揺れなどにあわせて、チリンチリンと涼やかな音色を奏でています。
また、地元出身の俳人、松尾芭蕉の俳句と、地元の絵手紙サークルの人たちが描いた花の絵が書かれた短冊も、風鈴とともにつるされています。
乗車した60代の男性は「趣味で俳句をしています。『伊賀鉄道風鈴列車で夏が来る』と一句詠んでみました」と話していました。
また、カナダから農業研修に来ているという25才の女性は「すごくきれいでいい音ですね」と話していました。
伊賀鉄道の中村光宏さんは「風鈴の音は、高いものから低いものまでバラエティに富んでいるので、風鈴の音色の違いも楽しんでもらいたいです」と話していました。
伊賀鉄道の風鈴列車は、8月31日まで運行されています。