夏休みの子どもたちが忍術を体験 伊賀市

夏休み中の子どもたちに、忍者が機密情報を伝えるために使ったとされる忍術を体験してもらおうという教室が、伊賀流忍者発祥の地として知られる三重県伊賀市で行われました。

教室には、地元の小学生など約40人が参加し、三重大学で忍者について研究している加藤進さんが、講師を務めました。
加藤さんははじめに、忍者が機密情報を伝えるために使ったとされる、「あぶり出し」という忍術について説明しました。
あぶり出しは、かんきつ類の汁などを筆につけて文字を書いても、そのままでは読めませんが、紙を加熱すると文字が浮かび上がるものです。
子どもたちは、かんきつ類の汁を筆につけて思い思いに文字などを書き、紙を電熱線のヒーターにかざすと、忍者の「忍」の字や、自分の名前などが浮かび上がり、驚いた様子を見せていました。
小学6年生の男子児童は「あぶり出しのやり方を初めて知り、楽しかったです」と話していました。
また、小学6年生の女の子は「とてもびっくりしました。家族でやってみたいと思います」と話してました。