桑名の飲食店で食中毒 子ども含む31人が症状訴え

三重県桑名市の飲食店で食事をした子どもを含む31人が下痢や腹痛などの症状を訴え、保健所は、店が提供した食事が原因のサルモネラ属菌による食中毒だと断定し、この店を、営業禁止処分としました。

食中毒が発生したのは、桑名市の「中国料理四川」です。
県によりますと、7月21日と22日、この店を利用した6歳から48歳までの男女31人が下痢や腹痛、それに発熱の症状を訴えました。
県の保健所が検体を調べたところ、症状を訴える複数の人から「サルモネラ属菌」が検出されたということです。
また、店の従業員の検体や店内からも菌が検出されたということです。
このため、保健所は、この店で提供された食事が原因の食中毒だと断定し、31日から保健所が改善を確認できるまでの当面の間、この店を営業禁止の処分としました。
症状を訴えた人には、スポーツクラブに所属する子どもやその保護者らが含まれるということで、いずれも回復に向かっているということです。
県によりますと、サルモネラ属菌による食中毒は肉や卵などが原因となることが多いということで、十分に加熱し、調理後は早めに食べるよう呼びかけています。