東海3県知事 場面に応じた感染防止対策呼びかけ

新型コロナの感染の拡大が続くなか、お盆の時期を前に東海3県の知事がオンラインで会議を開き、場面に応じた基本的な感染防止対策を取るよう呼びかける共同メッセージを発表しました。

新型コロナの5類移行後、三重県では定点観測による感染者数が10週連続で増加するなど感染の拡大が続くなか、三重・愛知・岐阜の東海3県の知事は、お盆の時期を前に、対策を話し合う会議を31日、オンラインで開きました。
この中で、三重県の一見知事は、県内の感染状況について「新規感染者数を実数に変えると1日1100人ぐらいで、お盆に向けて増えていくのではないか。病床使用率は、きょう時点で35.86%と、フェーズが変わる40%に近づいている」と述べました。
そして、3県の知事は共同メッセージを発表しました。
このなかでは、「夏休みに入り、これからお盆を迎え、人と接する機会が増えるこの時期は、これまでも感染が拡大している。このまま感染拡大が続けば医療がひっ迫するおそれがある」としています。
そのうえで、定期的な換気やこまめな手洗い・消毒、医療機関や高齢者施設を訪問するときのマスクの着用など場面に応じて基本的な感染防止対策を取ること、高齢者や重症化リスクの高い人は積極的にワクチン接種を検討することなどを呼びかけています。
会議のあと、一見知事は記者団に対し、「新型コロナは後遺症がある人もいて、通常のかぜではないと考えたほうがよい。県民には注意してもらいたい」と述べました。