警部補が少年殴り傷害容疑で書類送検 減給の懲戒処分

県警察本部はことし2月、50代の警部補が帰宅途中に酒に酔った状態で、10代の少年2人に暴行を加えるなどしてけがをさせたとして傷害などの疑いで書類送検するとともに、減給の懲戒処分としました。

書類送検されたのは県内の警察署に勤務する50代の男性警部補です。
県警察本部によりますと、警部補はことし2月、酒を飲んで帰宅する途中、県内の駅で10代の少年2人に対し、顔を殴ったり、脇腹を蹴ったりするなどの暴行を加えてけがをさせたとして、傷害などの疑いが持たれています。
少年2人のけがは軽かったということです。
警部補は7月7日付けで書類送検され、県警察本部は減給100分の10、3か月の懲戒処分としました。
警察の調べに対し、警部補は知人と懇親会で酒を飲み、酒に酔って降りる駅を間違え、少年2人に帰り道を聞こうとしていたと説明しているということです。
警部補は「被害者に対し、大変申し訳ない」と話し、容疑を認めているということです。
県警察本部は「県民の信頼を大きく損ねる行為であり、深くおわび申し上げます。今後、全職員に対して指導教育を徹底し再発防止に努めてまいります」とコメントしています。