伊勢市出身・向中野秋場所で十両昇進 しこ名を天照鵬に

大相撲名古屋場所で、西の幕下3枚目で勝ち越した、伊勢市出身の向中野が、ことし9月の秋場所で新たに十両に昇進し、しこ名を天照鵬に改めることになりました。

向中野は、7月の名古屋場所では、西の幕下3枚目で4勝3敗と勝ち越し、26日、日本相撲協会が行った、ことし9月の秋場所に向けた番付編成会議で、新たに十両に昇進することが決まりました。
向中野は、26日記者会見を行い、しこ名を天照鵬に改めることを明らかにしたうえで、昇進について「きのうは寝られなくてどきどきしていた。ほっとしたのとうれしいのが混ざっている」と素直な気持ちを話しました。
新たなしこ名については、地元の伊勢神宮にまつられている「天照大神」にちなんだということで、「神様から名前をもらって気負う部分もあるが、はね返すくらいの相撲を取って駆け上がりたい」と話したうえで、秋場所の目標は「優勝です」と力強く答えていました。
師匠で元横綱・白鵬の宮城野親方は「うれしい気持ちでいっぱいだ。はず押しや突き、一気に出る相撲を磨いて『令和の猛牛』として活躍してほしい」と期待を寄せました。