津市の海岸で海上アスレチックにぎわう

津市の海岸では、海上に空気で膨らませたゴム製の滑り台などの遊具を浮かべた施設が設けられ、夏休み中の家族連れなどでにぎわいました。

この施設は、新型コロナの影響で訪れる人が減った津市の御殿場海岸を盛り上げようと、地元の企業が海岸を管理する国と県から許可を得て、7月8日にオープンしました。
海岸からおよそ15メートル離れた海上には、空気で膨らませたゴム製の滑り台やトランポリン、それにワイヤーロープを滑り降りるジップラインなど、およそ50種類の遊具が浮かべられています。
24日は、夏休み中の子どもとその保護者などが午前中から大勢訪れ、にぎわいました。
遊具は、波の影響で大きく揺れることもあり、訪れた人たちはときおり海に落ちながらも楽しんでいました。
奈良県から訪れた中学2年生の男子生徒は「海水がしょっぱいけれど、ジップラインは空を飛んでるみたいで楽しかったです」と話していました。
水の上に遊具を浮かべる同様の施設では、4年前に東京・練馬区のプールで子どもが遊具の下で溺れる死亡事故が起きていて、この施設では、ライフジャケットの着用義務づけているほか、常時10人ほどの監視員を配置するなどの安全対策を取っているということです。
施設を運営する会社の若林祐基社長は「安全に遊べるよう対策をしているので、多くの人に訪れてほしい」と話していました。