ワクチン接種後に死亡の2人 松阪市で死亡一時金給付 県内初

松阪市で、新型コロナウイルスのワクチン接種後に死亡した2人について、死亡と接種の因果関係が否定できないとして、国の救済制度に基づく死亡一時金などの給付が認定されたことが分かりました。
新型コロナのワクチン接種をめぐって、死亡一時金などの給付が認定されるのは、県内ではこれが初めてです。

新型コロナのワクチン接種をめぐっては、副反応が原因で死亡したり、障害が残ったりした場合は、予防接種法に基づいた救済制度の対象となり、国が認定した人に、死亡一時金などが支給されることになっています。
松阪市によりますと、新型コロナのワクチン接種後に死亡した2人について、厚生労働省が5月8日付けで、死亡一時金などの給付を認定したということです。
県と市によりますと、新型コロナのワクチン接種をめぐって、死亡一時金などの給付が認定されたのは、これが初めてです。
市は、2人の性別や年齢、それにワクチンの接種時期や基礎疾患の有無などを明らかにしていません。
2人には死亡一時金4420万円のほか、葬儀費用や実際にかかった医療費などが支給されるということで、市ではこれらの費用を専決処分したということです。
松阪市は「今後も副反応のリスクなどの情報提供を行い、安全な接種に努めたい」とコメントしています。