伊勢市の小学校で手話の体験教室

子どもたちに手話について理解を深めてもらおうと、伊勢市の小学校で手話の体験教室が開かれました。

伊勢市では多くの人に手話への理解を深めてもらおうと8年前に「手話言語条例」を制定していて、毎年、市内の小学校で手話の体験教室を開いています。
8日、北浜小学校で体験教室が開かれ、1年生の児童が聴覚に障害のある人と、手話通訳の資格を持つ市の職員から「おはよう」や「こんにちは」といった基本的な手話を学び、さっそく2人一組で手話を使った会話に挑戦しました。
また、聴覚障害者が使っているインターフォンも紹介され、子どもたちはボタンを押すと、音の代わりにライトが点灯することを知り、聴覚障害者の生活の一端を学びました。
参加した児童は「『好き』とか『こんばんは』といった手話を覚えることができました」とか「最初はできるかどうか不安でしたが、できてよかったです」などと話していました。
伊勢市では今年度中に小学校10校ほどで手話の体験教室を行うことにしています。