使用済み紙おむつの回収処分費用補助へ 津市が補正予算案提案

津市は保育士や保護者の負担軽減を図るため、保育所などで出た使用済みの紙おむつの回収や処分にかかる費用を補助する補正予算案を市議会に提案しました。

津市は、子育て政策に重点を置いた補正予算案を8日開会した市議会に提案しました。
補正予算案には、市内すべての民間の保育所や認定こども園などで出た使用済みの紙おむつの回収や処分にかかる費用を補助するために386万円、おむつの回収ボックスを設置するための費用として776万円などが盛り込まれています。
市によりますと、おむつの回収や処分に補助金を出すのは、三重県内の自治体では初めてだということです。
このほか、来年度以降に新規採用される保育士や幼稚園教諭などに、就職準備金として1人10万円を支給する費用として1000万円を、今後の支出をあらかじめ決めておく債務負担行為として計上しています。
前葉泰幸市長は「今、積極的な行動を起こさなければ、人口減少や少子化の課題はより厳しい状況に追い込まれる。津市が選ばれるまちとなるよう取り組んでいく」と説明しました。
この補正予算案は7月3日に採決される予定です。