桑名市の認定こども園で不適切保育 第三者委員会の初会合

三重県桑名市の認定こども園で、保育士が園児に給食を食べるよう長時間強要するなどの不適切な行為が確認された問題で、市の対応の検証や再発防止策の検討を行う第三者委員会の初会合が開かれました。

桑名市の社会福祉法人が運営する「長寿認定こども園」では、保育士が給食をおやつの時間まで食べさせる行為が複数回あったほか、決まった時間にしかトイレに行かせなかったり、外国籍の子どもに対して厳しい口調で怒ったりなど、6項目の不適切な事案が市の調査で確認されました。
これを受けて市では、弁護士や学識経験者など4人でつくり、市の対応の検証や再発防止策の検討などを行う第三者委員会の初会合を、2日、市役所で開きました。
冒頭で弁護士の飯田真也さんが委員長に選ばれると、飯田さんは「委員の皆さんから知見をいただきよい議論をしていきたい」と述べました。
このあと会合は非公開で行われましたが、市の担当者から、これまでの経緯や市の調査結果などが説明されたあと、次回、委員会のメンバーが園を訪問して、担当者などから聞き取りをすることなどを決めたということです。
第三者委員会では、今後2回程度会合を開き、7月中にも結果をとりまとめることにしています。