マイナンバーカードに他人の顔写真使用し交付 松阪市

松阪市は6月1日、マイナンバーカードを申請した市内の70代の男性に対して、別の人の顔写真を使ったカードを交付していたことを明らかにし、陳謝しました。

松阪市によりますと、ことし3月、市内の70代の男性にマイナンバーカードを交付した際、別の人の顔写真が使われていることが発覚したということです。市が調査したところ、男性は、ことし2月、市が商業施設内に設けた会場で、顔写真の撮影を行った上で、カードの発行の申請を行いましたが、市の委託業者による受け付けの手続きにミスがあったことから、市は、後日、国に対する手続きをやり直したということです。
その際、担当した市の職員は、男性に顔写真の確認を行わないまま、同じ会場で撮影された別の人の写真を使ったということです。
市は、5月、一連の対応について、男性に説明し、謝罪するとともに、本人の顔写真を使ったカードを交付したということです。
松阪市環境生活部の谷川英次部長は、6月1日、記者会見で、「市民の皆様にご心配をおかけすることになり誠に申し訳ありませんでした」と陳謝した上で、「再発防止に努める」と述べました。