不適切な保育に関する専用の相談窓口を新設 桑名市
桑名市の認定こども園で、保育士が園児に給食を食べるよう長時間、強要するなどの虐待が疑われる行為が複数確認された問題を受け、市では不適切な保育に関する専用の相談窓口を新たに設けました。
この問題は、桑名市内にある社会福祉法人が運営する「長寿認定こども園」で、ことし2月から3月にかけ給食を食べ終えられない園児に保育士が4時間にわたって食べることを強要するなど虐待が疑われる不適切な行為が複数確認されたのもです。
これを受けて、市では市内の保育園やこども園などに通う園児が不適切な保育を受けたり、確認されたりした場合の専用の相談窓口を開設しました。
園児の保護者や園の職員のほか、卒園した子どもの保護者からの連絡も受け付けていて、子どもの心のケアなど具体的な対応につなげるため、実名での相談を原則にしているということです。
電話番号は0594−24ー1228で、土日祝日を除く月曜日から金曜日までの午前9時から午後5時までで受け付けるほか、市のホームページからも相談できるということです。
桑名市子ども未来課では「これまでは各園で受け付けていたので相談しにくい面もあったと思う。今後は市でしっかり対応するので利用してほしい」と話しています。