“幼稚園バス”乗車中の地震想定 紀北町で避難方法学ぶ訓練 

幼稚園に通うバスに乗っている際に地震が起きた想定で避難のしかたを学ぶ訓練が、紀北町で行われました。

訓練は、子どもたちが通園バスで幼稚園に向かう途中、大きな地震が起きたという想定で、紀北町の紀伊長島幼稚園が行いました。
通園路は、津波で浸水するおそれがある地域にあり、訓練で園児たちは、職員に誘導されてバスを降り、近くの高台へと向かいました。
そして、はぐれないように1列になって階段や坂を歩いてのぼり、5分ほどかけて海抜約50メートルの地点に到着しました。
このあと加藤澄子園長は、逃げる途中で周りの人を押さないことや物を取りに戻らないこと、足元の石や葉っぱは滑りやすいので、気をつけることなど、避難のポイントを説明しました。
参加した園児は、「足が疲れました。高いところに逃げるとか、石や葉っぱに乗ったら滑るので危ないということを学びました」と話していました。
加藤園長は、「バスに乗っている時も地震は起きると知ってもらうために訓練をした。幼い頃から自分で自分の命を守る意識を持ってもらいたい」と話していました。