園児への不適切保育疑い 知事が特別監査視野に対応の考え示す

三重県桑名市の認定こども園で虐待が疑われる不適切な行為が確認されたことを受けて、一見知事は特別監査を視野に県として対応していく考えを示しました。

桑名市の長寿認定こども園の2歳から3歳のクラスで、ことし2月から3月にかけて、保育士が給食を食べ終えることができない園児に4時間にわたって食べることを強要し園児が失禁するなど虐待が疑われる不適切な行為が複数確認され、市は5月中旬までに調査結果を県に報告する方針を示しています。
これを受けて一見知事は11日の記者会見で「もし事実だとすると非常に心を痛める事案であり、きちんと原因究明をして、二度とないようにしていきたい」と述べました。
そのうえで、市の報告で不適切な行為が認められれば、特別監査を視野に入れて県として対応していく考えを示しました。
一方、県は5月8日、同様の事案がないか県内の保育所や幼稚園などに文書で調査を行ったということですが、これまでに不適切な事案は確認されていないということです。