農協が未開封の食品を社会福祉協議会に寄付 

家庭で余った食品などを集めて支援が必要な人へと届けようと、農協が職員などに呼びかけて集めた未開封のレトルト食品などが1日、三重県伊勢市の社会福祉協議会に寄付されました。

1日はJA伊勢の西村隆行組合長ら3人が伊勢市社会福祉協議会を訪れ、未開封のレトルト食品や缶詰、それにペットボトルなど120点あまりを持ち込みました。
これらの食品は支援が必要な人に届けようと、ことし1月下旬からおよそ1か月間、職員や組合員などに家庭で余った食品を持ち寄るよう呼びかけて集めたものです。
伊勢市社会福祉協議会の宮崎吉博会長は「コロナ禍で生活に困る人が増えているのに加え、物価高が追い打ちをかけています。有効に使わせていただきます」と話していました。
JA伊勢の西村組合長は「缶詰ひとつでも困っている人の大きな力になると思うので職員や組合員などに協力していただいてJAとしても活動の輪を広げていきたい」と話していました。
JA伊勢では伊勢市を含め、9つの市と町に食品など合わせておよそ500点を寄付したということです。