令和3年度の障害者への虐待 46件を認定
三重県は、令和3年度、県や市町が把握した障害者に対する虐待の件数を公表し、46件が虐待と認定されたと明らかにしました。
三重県は、令和3年度に県や市町が把握した障害者に対する虐待の件数をまとめました。
それによりますと、家族などの「養護者」や障害者福祉施設の従業員などによる虐待の相談や通報が県内で合わせて134件あり、このうち46件が虐待と認定されたということです。
認定されたケースの内訳は、「養護者」によるものが31件、施設の従事者などによるものが15件となっています。
養護者による虐待の内訳は、複数回答で、身体的虐待が21件、心理的虐待が16件などとなっているほか、施設の従事者などによる虐待では身体的虐待と心理的虐待がいずれも10件と最も多くなっています。
三重県の障がい福祉課は「虐待が悪化しないうちに早い段階で認知することが重要だ。被害者や周囲の人に対して啓発を行い、虐待に気付いたらいち早く通報してもらうようにしていきたい」と話しています。