スマートフォンの画面上でキャラクターが観光地を紹介

熊野古道などの三重県南部の名所を訪れると、スマートフォンの画面上にキャラクターが現れて、観光地を紹介するサービスに、英語の文章での案内や日本語のAI音声など、新たな機能が追加されました。

三重県や地元の市と町でつくる東紀州地域振興公社は、熊野古道など県南部の8つの観光名所に置かれたQRコードを、スマートフォンで読み込むと、イザナミノミコトといった、地域にゆかりのある歴史や伝承上の人物などのキャラクターが、画面上で観光案内などをしてくれる、AR=拡張現実を活用したサービスを提供しています。
公社では、訪れた外国人観光客に地域の魅力を深く知ってもらおうと、3月から、キャラクターが観光情報を紹介する際に、英語で解説する機能を新たに追加しました。
また国内の観光客にも、今まで以上に楽しんでもらおうと、8つのキャラクターすべてに、AI音声によるキャラクターの声を追加したということです。
東紀州地域振興公社の森川京香さんは「外国人をはじめとした、いろいろな人たちに来てもらい、熊野古道などを歩くことで、新しい発見をしてほしい」と話しています。