県が「デジタル推進フェロー」新たに任命へ
デジタル技術を活用することで仕事や暮らしをより便利に変革するDX=デジタルトランスフォーメーションの推進に向け、三重県は、専門的な立場から県にアドバイスを行う「デジタル推進フェロー」を新たに任命することになりました。
「三重県デジタル推進フェロー」に任命されるのは、データサイエンスや情報システムに詳しい専門家計4人です。
23日はこのうち、デジタル庁のデータスペシャリストなどを務める下山紗代子氏と自治体のDXのあり方を検討する国の検討会で座長などを務める庄司昌彦氏の2人が県庁を訪れ、一見知事と面会しました。
この中で下山氏は、「変革を起こすにはさまざまな力がいるが、データは客観的な状況を示す強力な力になる。ほかのフェローのみなさんと力を合わせて取り組みたい」と述べました。
これに対し一見知事は、「デジタル化は人口減少が進む日本では避けられないものだ。DXによってわれわれの仕事は劇的に変わっていくだろう。防災や虐待などさまざまな課題について相談させていただきたい」と述べました。
4人は4月1日に正式に就任し、AI技術や行政が保有するデータの有効な活用方法について県にアドバイスすることになっています。