伊賀市で全国でも珍しい19歳の成人式
三重県伊賀市では、全国でも珍しい「19歳」の成人式が行われ、新成人の門出を祝いました。
伊賀市の19歳の成人式は市内の9つの会場で行われ、このうち崇広中学校で行われた式典には113人の新成人が参加しました。
この中では、新成人を代表して山口大介さんが「成人としての自覚と希望を忘れず、社会の一員として前向きに進んでいきましょう」と呼びかけました。
また伊賀市の岡本栄市長は「1年早まった成人式ですが、それをしっかりと活かして自己実現に努めてください」とお祝いのことばをおくりました。
去年、成人年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、伊賀市は成人式の対象を18歳に変更し、今年は移行措置として1月に20歳、3月に19歳、5月に18歳と3回、成人式を行います。
来年からは、5月に18歳のみを対象に行います。
NHKがことし1月段階で47都道府県に取材したところ、成人式を18歳の新成人を対象とするのは全国で伊賀市を含め3つの市と町にとどまります。
式に参加した専門学校生の女性は「周りから頼られて礼儀がきちんとしたすてきな大人になりたいです」と話していました。