松阪市の小学校 児童36人分の個人情報が書かれた書類紛失

三重県松阪市の小学校で、2月、1学級、児童36人分の氏名や住所、保護者の連絡先などの個人情報が書かれた書類がなくなっていることがわかったと市の教育委員会が発表しました。

松阪市教育委員会によりますと、2月16日、市内の公立小学校で、学級担任の職員が児童の自宅に連絡するため、職員室にある鍵付きの書庫に保管していた、児童の個人情報が書かれたファイルを見ようとしたところ、なくなっていることに気づきました。
ファイルには1学級、児童36人分の氏名や住所、生年月日のほか、自宅付近の地図や保護者の連絡先などの情報が、記載されていたということです。
学校の職員や市教育委員会の担当者などが探していますが、まだ見つかっていないということです。
松阪市では、別の公立小学校でもおととし、児童の個人情報が書かれた書類87人分がなくなっていて、施錠できる場所に保管するなどの再発防止策がとられていました。
松阪市教育委員会の中田雅喜教育長は「児童や保護者に多大なご迷惑とご心配をおかけし、お詫び申し上げます。再度このような事案が起きたことを厳粛に受けとめ、管理体制を見直します」と陳謝しました。