全国障害者スポーツ大会の予選兼ねたボッチャの三重県大会
ことし秋に鹿児島県で開催される全国障害者スポーツ大会の予選を兼ねたボッチャの三重県大会が、鈴鹿市で開かれました。
ボッチャは、脳性まひなど重い障害がある人のために考案されたパラスポーツで、赤と青のボールを6球ずつ投げて、目標の白い的玉にどれだけ近づけられるかを競います。
全国障害者スポーツ大会では、去年から正式競技に採用され、ことし秋に鹿児島県で開催される全国大会の予選を兼ねた三重県大会が、18日、鈴鹿市の体育館で開かれました。
障害の程度などによって、座った状態と立った状態でプレーする2つのカテゴリーに分かれて行われ、10代から60代までの幅広い年代から、あわせて14人の選手が出場しました。
選手たちは、定められた制限時間内により正確なショットを決めるため、投げる位置を調整しながら、真剣な表情で球を投げ入れていました。
初戦に勝った24歳の選手は、「延長戦になったけど勝ててよかった。全部勝つことが目標ですが、ふだん通りの試合運びをしたい」と話していました。
三重県からは、18日の成績や、これまでの全国大会への出場実績などを踏まえ、2人の選手が全国大会の代表に選出されることになっています。