三重県内であしなが学生募金の街頭活動

コロナ禍や物価高の影響が広がる中、病気や災害で親を亡くした子どもたちへの支援を募るあしなが学生募金の街頭活動が19日に三重県内で行われています。

あしなが学生募金は病気や災害で親を亡くした子どもたちなどへの奨学金を募る募金活動で、三重県内で本格的に行われるのは3年ぶりです。
このうち津市の津駅西口では、奨学金の給付や貸与を受けている学生9人が「みなさんのご協力が遺児たちの進学の夢をかなえるます」などと募金の協力を呼びかけました。
あしなが育英会によりますと、長引くコロナ禍や物価高の影響で厳しい経済状況に置かれている家庭が増え、昨年度、奨学金を受け取った人は全国で8429人、三重県内で97人と、いずれも過去最多だということです。
募金活動を行った大学1年生の中川響さんは「私はこの奨学金のおかげで進学することができたので、私と同じように生活が苦しい中で進学したいと思っている人たちのために届いてほしい」と話していました。
街頭での募金活動は四日市市の近鉄四日市駅や桑名市の桑名駅など三重県内4か所のほか、岐阜市でも19日夕方まで行われます。