大学1年生が将来目標発表 19歳学生「成人になる実感ない」

成人年齢が4月から18歳に引き下げられるのを前に、伊勢市の大学では、大学1年生が将来の目標を発表する式典が開かれましたが、19歳の学生からは「成人になる実感はない」という声も聞かれました。

伊勢市にある皇學館大学の現代日本社会学部では、1年生が将来の目標を発表する式典を毎年この時期に開いていて、28日、およそ140人が出席しました。
学生のほとんどは現在19歳で、4月1日からの成人年齢の18歳への引き下げに伴い、4日後には成人となります。
式典では、学生の代表10人が「これまでに学んだ地域活性化の取り組みについてより深く学び、社会に出たら市民に寄り添い、地域の課題解決に取り組んでいきたい」などと、それぞれの抱負を述べていました。
出席した19歳の女子学生は「成人になると自分で考えて行動しないといけないので、責任感を大事にしながら物事に取り組まないといけない」と話していました。
同じく19歳の男子学生は「成人になるのでしっかり責任を持ってやるのが大切。実感はあまりないが、常識のある人間になりたい」と話していました。