梅雨前線の影響続く 17日夕方から土砂災害に警戒を

梅雨前線などの影響で、県内は大気の状態が非常に不安定になっていて、気象台は17日夕方から17日夜のはじめごろにかけて、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと、梅雨前線が北陸地方を北上する見込みで、大気の状態が非常に不安定になり17日の県内は各地で雨が降っています。
7月14日朝の降り始めから17日午前11時までに降った雨の量は、富山市八尾で102ミリ、黒部市宇奈月で94.5ミリ、富山空港で92ミリなどとなっています。
県内はこのあと雷を伴った激しい雨が降り、17日夜のはじめごろにかけて、警報級の大雨となるところがある見込みです。
17日予想される1時間に降る雨の量は、多いところで、東部・西部ともに30ミリとなっています。
18日正午までに予想される24時間に降る雨の量は、多いところで、東部・西部ともに60ミリとなっています。
気象台は、これまでの雨や能登半島地震の影響で地盤の緩んでいるところがあり、少ない雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあることから、17日夕方から17日夜のはじめごろにかけて、土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
また、17日夜はじめごろにかけては、落雷や竜巻などの激しい突風やひょうに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には建物に移動するなど安全確保に努めることや、農作物の管理にも注意するよう呼びかけています。