県内各地で37度超ことし1番の暑さ 8日から激しい雨に注意

7日の県内は、富山市など各地で最高気温が37度を超えて、ことし1番の暑さとなり、あわせて7人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
一方、前線が南下する影響で、8日未明から9日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。

気象台によりますと、7日の県内は高気圧に緩やかに覆われて気温が上がり、日中の最高気温は▽富山市で37.7度、▽富山空港と富山市八尾で37.3度、▽魚津市で37度、▽高岡市の伏木で36.3度、▽南砺市高宮で35.7度などと、各地で猛烈な暑さとなり、県内10の観測点のうち富山市など6つの観測点でことし1番の暑さとなりました。
このうち富山市八尾は、7月としては観測史上、最も高い気温となりました。
消防によりますと、7日午後5時時点で、県内ではあわせて7人が熱中症の疑いで救急搬送され、このうち滑川市の95歳の女性が中等症だということです。
一方、8日は、前線が南下する影響で、昼前から夕方にかけて雷を伴い1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
降水量は9日にかけて増える見込みで、雨雲が予想よりも発達したり、停滞したりした場合には警報級の大雨となるおそれがあります。
気象台は、8日未明から9日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。