校則をホームページで公表 県立高校39校のうち2校

生徒に生まれつきの髪の色を証明させる「地毛証明書」の提出など、行き過ぎた校則が全国で問題になり国が校則の公表を求める中、県内の県立高校39校のうち校則をホームページで公表しているのは2校にとどまっていることが分かり、県教育委員会は、改めて学校側に公表を促すことにしています。

文部科学省は、おととし12月に小学校から高校までの生徒指導の手引きを12年ぶりに改訂し、学校のホームページなどで校則を公開し制定の背景や見直しの手続きも示すことが適切だなどとし絶えず見直すよう求めていて県教育委員会も去年、こうした内容をまとめ県内の小中学校や高校に周知しました。
しかし、県教育委員会が6月、県立高校39校に聞き取ったところ校則をホームページで公開しているのは新湊高校と新川みどり野高校の2校でした。
また、12校は公表に向けて準備や検討を行っているということですが、全体の6割を超える25校は準備や検討もしていないことということです。
県教育委員会の教育みらい室は、「校則の公表には学校の特徴や現状を入学予定者なども含め広く知ってもらう効果がある。全国で行きすぎた校則が問題となる中、改めて学校側に公表を促していきたい」としています。