大学生が最先端技術で林業を疑似体験 〜県林業普及センター〜

林業の担い手不足が課題となるなか、立山町にある県林業普及センターで大学生がシミュレーターや仮想現実空間といった最先端技術を活用した林業の疑似体験を行いました。

これは、林業を知ってもらい身近に感じてもらおうと県の林業担い手センターなどが、5年前から毎年、県内の高校生や大学生に向けに開催しているもので21日、富山国際大学の3年生7人が参加しました。
実習では、木や枝を切ったり運搬したりする「ハーベスタ」と呼ばれる重機の疑似体験が行われ、学生たちがモニターを見ながらレバーを操作し木を持ち上げたりしました。
また、仮想現実空間で行われたチェーンソーの疑似体験は、学生たちが専用のゴーグルなどをつけて木を切りました。
参加した学生は、「現地に行かなくてもこうして林業を体験できるのはとてもいいことだと思いました」と話していました。
また、県の林業担い手センターの間片秀夫所長は、「こうした機器を活用することで安全かつ効率的に林業を体験でき、技術を習得できます。学生たちには林業を身近に感じてもらい将来の選択肢のひとつに加えてもらいたいです」と話していました。