18日夜 高岡の県道で車がクマとみられる動物と衝突 

18日夜、富山県高岡市の県道で乗用車がクマとみられる動物と衝突する事故がありました。運転手にけがはなく、警察などは周辺を通行する人に十分注意するよう呼びかけています。

警察によりますと18日夜9時ごろ高岡市西海老坂の県道で、乗用車が道路を横切ろうとしていたクマとみられる動物と衝突しました。
運転手にけがはなく、車のバンパーには衝突したあとがあったということです。
衝突したのは大人のクマとみられ、その場から逃げたということです。
現場は高岡守山郵便局の前を通る片側1車線の県道で、約500メートル離れた場所には万葉小学校があるため、小学校は保護者にメールで注意を呼びかけるとともに、19日は集団下校の対応を取ったということです。
警察は、周辺を通行する人は十分注意するとともに、クマやクマとみられる動物を目撃した場合は絶対に近づかず、安全な場所から警察や自治体に連絡するよう呼びかけています。
県内では6月3日にも、氷見市で能越自動車道を走っていた車が子グマとみられる動物とぶつかる事故がありました。
県によりますと、県内ではクマの出没が相次ぎ、6月に入ってから18日までにクマの目撃などの出没情報が55件寄せられていて、去年の同じ時期の1.4倍に増えているということです。