昨年度県内移住者966人 14年連続過去最多更新

昨年度、富山県に移住してきた人の数はあわせて966人にのぼり、14年連続で過去最多を更新しました。

県のまとめによりますと、昨年度の移住者の数はあわせて966人で、前の年度より74人増えました。
平成22年度から14年連続で過去最多を更新したということです。
移住者の世帯主を年代別に見ると、20代が198世帯で最も多く、次いで30代が153世帯、40代が88世帯などとなっています。
移住先の市町村別では、富山市が203人で最も多く、次いで高岡市が143人、南砺市が111人、黒部市が93人、氷見市が91人などとなっています。
また、移住者のうち23人が県内で農業や林業・漁業の仕事に就いたということで、人手不足が深刻な分野に貢献しているということです。
移住促進策などを担当する県のワンチームとやま推進室は「オンラインセミナーの開催や相談窓口の拡充で移住先として富山県に興味を持った人を呼び込んできた結果だと考えている」としています。
一方、能登半島地震の影響については、今後、移住先として北陸地方を避ける傾向が出る可能性も否定できないとした上で「移住者の状況把握と必要な対応に力を入れていきたい」としています。