夏休みを前に去年の自由研究を紹介 富山市科学博物館で展示会

7月下旬から始まる夏休みを前に富山市内の小中学生が去年作成した自由研究を紹介する展示会が「富山市科学博物館」で開かれています。

この展示会は、ことしの自由研究の参考にしてもらおうと「富山市科学博物館」が毎年、この時期に開いていて、2階の特別展示室には去年の「富山県科学展覧会」で入賞した32点が展示されています。
このうち、「研究努力賞」を受賞した当時小学6年の児童の作品は夏の車内温度に着目して研究したもので、駐車する場所や車の窓の開閉などを変えて8月から9月にかけての29日間におよび、車内の温度を計測した結果、窓が少し開いていても車内の温度は50度を上回り危険な状態だったことを報告しました。
また、「創意くふう賞」を受賞した当時中学2年の生徒は、切り花を長持ちさせる研究を行い水に酢や砂糖、漂白剤などを加えた結果、砂糖水が効果的だったことを研究の成果としてまとめました。
会場には、子どもたちが研究で使用した道具が展示されています。
元理科の教師で現在は富山市科学博物館に勤務する高畑晃さんは、「この展示会を見てもらい子どもたちには、自由研究の参考に、また大人たちには、子どもたちの頑張りを感じてほしいです」と話していました。
この展示会は、7月7日まで富山市科学博物館で開かれています。
観覧料は高校生以下は無料。
大人は530円です。