富山市婦中町の安田城跡でスイレンの花が見ごろ

富山市婦中町の安田城跡ではスイレンの花が見ごろを迎えています。

安田城は戦国時代の末、豊臣秀吉が富山城を攻めたときに使われた平城で、堀や土塁など当時の遺構が、ほぼそのまま残っていることから、国の史跡に指定されています。
当時の様子をしのばせる堀には一面にスイレンが群生しています。
スイレンは朝方に花が開き午後には閉じるのが特徴で、午前中に訪れた人たちは水面に浮かぶ可憐な花の写真を撮ったり散策を楽しんでいました。
また、安田城跡のスイレンは強い繁殖力をもつ外来種のスイレンで堀の本来の姿が分かりづらくなってしまったことからおととしからほとんどのスイレンを除去する工事が行われています。
富山市から来た70代の女性は「こんなに白く大きく咲いているのを久しぶりに見ました、とてもきれいです」と話していました。
このスイレンは6月いっぱい見ごろだということです。