魚津水族館 アザラシとペンギンのプールに日よけ

暑くなる時期を前に、魚津水族館では暑さに弱いアザラシとペンギンを夏の日差しから守るため、すだれなど日よけを設置する作業が行われました。

魚津水族館の屋外プールではゴマフアザラシとフンボルトペンギンを飼育していますが、もともと水温が低い海域に生息し暑さに弱いため、毎年、夏になる前に日よけを設置して暑さ対策を行っています。
水族館では4人の飼育員が、プールの上に4枚のすだれをかけて日陰を作っていました。
アザラシはプールの中に入り顔だけを出して、すだれが完成するのを心待ちにしている様子でした。
また飼育員たちは、フンボルトペンギンのプールの上にも遮光ネットを張っていました。
水族館によりますと、こうした日よけを設置すると気温を4度ほど、コンクリート製の床の表面温度を10度ほど下げることができるということです。
水族館はプールに海水を使用していて、夏場には25度程度になりますが7月には年間を通じておよそ13度の井戸水を混ぜるなどして暑さ対策を進めることにしています。
ペンギンを担当する齋藤真里飼育員は「日本の夏はジメジメしていて、ペンギンたちには暑すぎます。水族館に来た人には暑さに負けずに頑張っているペンギンの姿を見てほしいです」と話していました。