犯罪被害者支援のパネル展始まる 富山市

犯罪被害にあった人やその家族への支援について理解を深めてもらおうと、被害の実情や支援策について紹介するパネル展が富山市で行われています。

このパネル展は県と「とやま被害者支援センター」が3日から6月7日まで富山市の大沢野行政サービスセンターで行っています。
会場のパネルやチラシには犯罪の被害にあうとけがをしたり、家族を失ったりする直接的な被害だけではなく、感覚のまひや不安感、フラッシュバックなどの精神的な被害や周囲の無責任なうわさなど二次的な被害にも苦しむといった実情が示されています。
そして「とやま被害者支援センター」が行っている支援策として、被害者やその家族が警察署や裁判所へ行くのに付き添ったり被害者などへの給付金の申請を手伝ったりすることなどが紹介されています。
とやま被害者支援センターの小山重一事務局長は「被害者はどんな状況にあり、どんな支援が必要なのかを理解してもらい、地域全体で被害者を支える社会になってほしいです」と話していました。
「犯罪被害者等支援巡回パネル展」は来年1月まで、県内のすべての市町村の役場や公共施設などで順次、開かれる予定です。