段ボールベッドの組み立て方法学ぶ研修会 富山市

能登半島地震などの災害時に避難所で使われる段ボールベッドの組み立て方法を学ぶ研修会が富山市の中学校で開かれました。

これは、段ボールベッドを製造する富山市の段ボールメーカーが、能登半島地震のときに学校の避難所運営にあたった富山市の中学校の用務員の依頼を受けて開いたものです。
富山市の新庄中学校で開かれた研修会では、近隣の小中学校の用務員10人が集まりました。
参加者たちはまず、段ボールメーカーの社員から避難所には高齢者や障害者などさまざまな人が避難してくることや、ベットを利用することで感染症対策にもつながることなどの説明を受けました。
その後、組み立て方法を教わりながら、長さ1メートル85センチ、幅90センチ、高さ41センチの段ボールベッドを実際に組み立てました。
組み立てた段ボールベッドは重さ500キロまで耐えることができるということです。
研修会を企画した新庄中学校で用務員を務める城石賢一業務長は「能登半島地震を経験し、できることを1つでも増やそうと企画しました。段ボールベッドは簡単に組み立てられるので災害時はお年寄りなどに休んでもらえるように活用したい」と話していました。