合掌造り集落の伝統的な景観保全へ 昔ながらの方法で田植え 

世界遺産に登録されている南砺市の合掌造り集落で、伝統的な景観を守ろうと昔ながらの方法で田植えが行われました。

南砺市にある「相倉合掌造り集落」では、伝統的な景観を守ろうと耕作放棄地だった田んぼを活用し一般の人たちが米作りを体験できるオーナー制度を導入しています。
25日は、県内外から訪れた田んぼのオーナーなど150人あまりが参加し、昔ながらの方法で田植えを行いました。
参加者たちは「ころがし」と呼ばれる道具で苗を植える場所に印を付けたあと手作業で苗を植えていきました。
25日の南砺市は晴天に恵まれ、参加した人たちは泥に足を取られて苦労しながらも楽しんで作業をしていました。
地元から参加した小学2年生の女の子は、「楽しかったです。おいしいお米に育ってほしいです」と話していました。
また、富山国際大学に通う女性は、「手作業で田植えをするのは初めてでした。世界遺産で田植えができるのは貴重な機会だと思います」と話していました。
秋にはオーナーたちが参加して稲刈りの体験も行われることになっています。