不適切製造が相次ぐ中 医薬品メーカーなどが新研修施設

県内の医薬品メーカーで不適切な製造などが相次いで明らかになるなか、富山市の医薬品メーカーなどが信頼回復につなげようと人材育成を行う新たな研修施設を共同で立ち上げました。

この研修施設は、塗り薬などを製造する富山市の医薬品メーカー「ジャパンメディック」が、金沢市の人材サービス会社と共同で立ち上げたもので、医薬品の製造に携わる技術者や検査を担当する分析員などの育成にあたります。
研修施設では、県内の医薬品メーカーで働く人だけでなく、製薬企業への就職を希望する人も対象にしていて、21日は「ジャパンメディック」の新入社員6人が「電子天秤」を使って薬の原材料に見立てた塩と小麦粉を正確に量る実習を行いました。
実習に参加した新入社員の岸田真奈さんは、「これ以上不正を起こさないように、品質管理を徹底していきたい。皮ふの悩みがある患者のために、塗り薬をつくりたい」と話していました。
県内の医薬品メーカーでは国の承認と異なる方法で製造が行われるなど、不適切な問題が相次いで明らかになっていて、要因のひとつとして、業務の増加に対応する人材の不足が指摘されています。
「ジャパンメディック」の品質管理グループの責任者で今回の研修で講師を務めた荒木理恵さんは、「ここで基礎を身につけてもらい、富山県の医薬品産業に貢献する人材に育ってほしい」と話していました。