「アグリスポーツ」射水の私立小学校に導入 農作業で体鍛える

農作業を通して子どもたちの体を鍛える「アグリスポーツ」と呼ばれる取り組みが射水市の私立小学校で教育プログラムとして導入され、子どもたちがスポーツ競技としての草むしりに挑戦しました。

「アグリスポーツ」は、畑での農作業などを通して子どもたちの体を鍛える取り組みで、射水市内では食育や農業に触れる機会としても普及活動が行われています。
この「アグリスポーツ」が射水市にある私立小学校、片山学園初等科で教育プログラムに導入され、初日の16日は2年生35人が参加しました。
このなかでは射水市に拠点がある「日本アグリスポーツ協会」のメンバーが指導を行い、子どもたちが2つのチームに分かれて競技としての草むしりに挑戦し制限時間内にとった草の量を競っていました。
このプログラムは、耕作放棄地だった約300平方メートルの畑を活用して年間6回行われ、アグリスポーツとしてじゃがいもの栽培などを体験することになっています。
協会によりますと、学校の年間プログラムとしてアグリスポーツが導入されたのは全国で初めてだということです。
体験した児童は、「汗をたくさんかいたのでとても運動になりました」と話していました。
日本アグリスポーツ協会の西村顕志会長は、「アグリスポーツは教育と相性が良いと思うので、学校のプログラムに取り入れられ嬉しいです。今後も取り組みを続けていきたいです」と話していました。