氷見市の小学生が田植えを体験

能登半島地震で大きな被害を受けた氷見市の小学生が地元の農家に教わりながら田植えを体験しました。

14日は氷見市諏訪野にある広さ12アールほどの田んぼの前に氷見市立比美乃江小学校の5年生およそ60人が集まりました。
子どもたちは毎年田植えに協力しているコメ農家の澤武俊一さんからコシヒカリの苗の植え方などを教わったあと、素足で田んぼに入り、教わった通り高さが20センチほどの苗を3本から5本程度とりわけ、人差し指の第二関節程度の深さになるように植えました。
手植えを体験した男の子のは「手元が見えづらく難しかったけれど楽しかった。おいしいお米に育ってほしい」と話していました。
氷見市では、能登半島地震で用水路が壊れたり田んぼがひび割れたりする被害があり、澤武さんの田んぼも一部でコメを作れなくなりましたが、子どもたちが田植えを行ったこの田んぼには被害はなかったということです。
澤武さんは「子どもには体験して学ぶ機会を持ってほしい。地震で田んぼが被災していないか不安だったがことしも開催できてうれしい」と話していました。
子どもたちは9月に稲刈りも体験し、収穫したお米は家庭科の授業で炊いて味わうことにしています。