富山空港 大型連休の国内便利用者数 コロナ禍前の8割余り

大型連休の期間中、富山空港の国内便の利用者数は去年より8%増えましたが、新型コロナの感染拡大前と比べると8割余りにとどまっています。

全日空富山支店によりますと、大型連休の期間の4月27日から5月6日までの10日間に富山空港の国内の空の便を利用した人は9316人でした。
これは最大で9連休だった去年の大型連休より約700人、率にして8%増えましたが、新型コロナの感染拡大前の2019年と比べると、85%にとどまっています。
路線別では東京便は7124人で去年より7.3%増えたほか、札幌便は2192人で8.7%増えました。
また利用率は東京便が去年より5.7ポイント増えて74.8%、札幌便が5.3ポイント増えて66%でした。
またピークの日の利用率はいずれの路線も9割を超えたということです。
利用者数が増えたことについて、全日空富山支店は、能登半島地震を受けて北陸を応援しようと旅行先に選ぶ人が増えたほか、北陸新幹線の敦賀延伸で北陸への関心が高まったことが影響したと分析しています。
全日空富山支店は「今後は九州や四国などから羽田空港を経由して富山に来る観光プランを県外でアピールするなどして、首都圏以外からの誘客を図っていきたい」と話しています。