「立山黒部アルペンルート」大型連休中の利用客が去年より増加

富山県と長野県を結ぶ北アルプスの山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の大型連休中の利用客は、好天に恵まれたことなどから去年の同じ時期より4%増えて6万7800人となりました。

「立山黒部アルペンルート」は、富山県立山町と長野県大町市をケーブルカーやロープウエーなどで結ぶ全長37キロ余りの山岳観光ルートです。
ルートを管理する「立山黒部貫光」によりますと、4月27日から5月6日までの大型連休中の利用客は、去年の同じ時期より2800人、率にして4%増えて6万7800人となりました。
これは▽晴れの日が続き好天に恵まれたほか、▽台湾や香港、韓国など海外からの観光客が去年より増えて全体の3割ほどとインバウンドが好調だったことが主な要因です。
全体の利用客のうち▽富山県側から入ったのは3万5800人、▽長野県側からは3万2000人でした。
また▽個人客は3万9600人、▽団体客は2万8200人でした。
「立山黒部貫光」は、「能登半島地震ではルートに大きな被害はみられず、安心している。青空に映える雪の大谷を、多くの人に楽しんでもらえてよかった」と話しています。
立山黒部アルペンルートでは、「雪の大谷」で雪の壁の間を歩くことができるイベントが6月25日まで行われるほか、その翌日からは黒部ダムで観光放水が始まる予定です。