南砺市・城端曳山祭 ことし初めて地元女性3人担い手に参加 

富山県南砺市城端地区に江戸時代から伝わる「城端曳山祭」が開かれ、後継者不足が課題となる中、ことしは、初めて地元の女性3人がお囃子の担い手として参加しました。

「城端曳山祭」は、南砺市城端地区に江戸時代から伝わる祭りで、6トンから8トンもあるきらびやかな装飾をした6基の曳山が街を練り歩く姿を見ようと、例年、県内外から多くの人が訪れます。
5日の「本祭」では、曳山の引き回しに合わせて、優雅なお囃子などを披露する専用の屋台に地元の女性が初めて参加しました。
「城端曳山祭保存会」によると、これまで祭りの担い手は男性に限られてきましたが、地区の少子高齢化で後継者不足が課題となる中、ことし初めて、地元の女性にお囃子の演奏の担い手として参加してもらったということです。
小矢部市から訪れた60代の女性は「地域の伝統を感じました。男女関係なく盛り上げているのもとてもいいと思いました」と話していました。
しの笛を担当した山下麻菜美さんは「“かっこいい”と声をかけてもらいうれしかったです。祭りを長く続けられればいいと思います」と話していました。