漫画家の生家で大型連休の観光シーズン前に清掃活動

富山県氷見市出身の漫画家、藤子不二雄A※さんの生家で、能登半島地震による液状化の被害にあった氷見市の光禅寺で大型連休の観光シーズンを前に清掃活動が行われました。

氷見市の光禅寺は、藤子不二雄Aさんが小学5年生まで過ごした生家で、毎年、大型連休中に「藤子不二雄A※まんがワールドまつり」が開かれています。
これを前に地元の観光ボランティアの9人が境内を訪れ「忍者ハットリくん」など人気キャラクター4体の石像をタワシで磨くなど清掃活動を行いました。
境内はことし1月の能登半島地震による液状化の被害で藤子不二雄Aさんの墓が割れたり地面に亀裂が入ったりしていて、地震の影響を残したままとなっています。
清掃活動を行った観光ボランティアグループ「つままの会」の茶山秀雄会長は、「復興に向けて私たちも微力ですが第一歩を踏み出せればと思い清掃しました。連休にはたくさんの人が訪れるのできれいになったキャラクターの石像を見てもらいたいです」と話していました。
「藤子不二雄A※まんがワールドまつり」に合わせて光禅寺では、来月5日の午前10時から午後3時まで藤子不二雄Aさんの直筆のイラストなどが特別に公開されるということです。
※「A」は○の中にA。