能登半島地震で200余事業者が被害 北陸銀行が取引先を調査

能登半島地震を受けて北陸銀行が取引先の事業者に聞き取り調査をしたところ、200余りの事業者が建物や設備などに被害が出たと回答しました。

富山市に本店があり、県内の銀行で最も多い支店がある北陸銀行は、能登半島地震を受けて取引先の事業者に被災状況の聞き取り調査を行いました。
その結果、3月末時点では219の事業者で、事務所や店舗、工場の設備などで物的な被害が出たということです。
また206の事業者で、建物被害や断水、それに仕入れ先や販売先の休業などの影響で、一時休業を余儀なくされ、営業上の被害が出たということです。
建物や設備に被害が出た事業者について、取り引きしている支店の所在地別に見ますと、富山市が最も多く78で、ついで、射水市で52、高岡市で43、小矢部市で18氷見市で8などとなっています。
北陸銀行は「被害は甚大だと感じている。事業者からは、返済を待ってほしいとか、取引先が被災して少なくなったため、新しい取引先を紹介してほしいといった声が寄せられている。事業者の被災状況に応じた支援をしていきたい」とコメントしています。