のとじま水族館から預かるペンギンのヒナ2羽誕生 富山市

富山市にある動物園、「富山市ファミリーパーク」で、能登半島地震で被災した石川県七尾市の「のとじま水族館」から預かっているフンボルトペンギンが産んだ卵から、4月、2羽のヒナがかえりました。

「富山市ファミリーパーク」では、地震で大きな被害が出た七尾市の「のとじま水族館」から、ことし1月にフンボルトペンギン10羽を受け入れ、もともといた9羽と一緒に飼育・展示しています。
ファミリーパークによりますと、預かっているフンボルトペンギンのうち、ふた組のペアが2月下旬以降あわせて4つの卵を産み、4月9日から10日にかけて、このうち2つからヒナがかえったということです。
2羽のヒナは、順調に育っているということで、しばらくは木の巣箱で親鳥と一緒に過ごしたあと、6月には親と並んで歩く様子が見られるようになりそうです。
「のとじま水族館」のフンボルトペンギンは、水族館が営業を再開するまでファミリーパークで飼育されるということです。
富山市ファミリーパークは「のとじま水族館から預かっているヒナたちなので、責任をもって大切に育てていきたい。えさをたくさん食べるような元気な子に育ってほしい」と話しています。