富山市の保険会社が「雇用調整助成金」500万円余を不正受給

富山労働局は、富山市の保険会社が従業員の勤務実態について虚偽の申請を行い、「雇用調整助成金」500万円あまりを不正に受け取っていたと発表しました。

労働局によりますと、富山市堀川小泉町の保険会社、「D&HLC」は、令和3年9月から4か月にわたって実際には勤務していた従業員を休業させたかのように装って虚偽の書類を提出し、計503万円あまりを不正に受け取っていたということです。
「雇用調整助成金」は新型コロナの影響を受けた企業が従業員を休ませるなどして雇用を維持した場合に、国が休業手当などの一部を助成するものです。
労働局がことし2月に返還を命じましたが、会社側は返還していないということです。
これまで雇用調整助成金を不正に受け取っていた県内の事業所は22事業所で、受給総額は5億円あまりに上っています。