存続危機の獅子舞 映像に記録し後世に 高岡市

担い手不足で存続が危ぶまれている地域の獅子舞を映像に記録して次の世代に伝えていこうという取り組みが高岡市で行われました。

高岡市の東海老坂地区では、最盛期の20年あまり前には約40人いた獅子舞の担い手が現在20人ほどになり、地域の伝統行事の存続が危ぶまれています。
20日は地元の神社に子どもからお年寄りまで約20人が集まって7年ぶりに獅子舞を披露し映像で記録を残そうと撮影が行われました。
笛や太鼓の音に合わせて「てんぐ」が華麗に舞いながら獅子を退治すると集まった人たちから拍手が盛んに送られていました。
また、大人たちから指導を受けて練習を重ねてきた小学生2人も参加し、見事な獅子舞を披露していました。
小学6年生の大坪倫太郎さんは「楽しくできたので悔いはないです」と話し、瀬野隆太さんは「かっこよく見せられるように頑張りました。自分たちが獅子舞を引き継いでいきたい」と話していました。
発起人の勘坂和弘さんは「子どもたちも頑張っていたので大人もこれに応えてなんらかのかたちで地域の獅子舞を残していきたい」と話していました。
20日の獅子舞やこれまでの練習の様子などを収録したDVDは後日、住民たちに配布されるということです。