新1年生が踏切の安全な渡り方を学ぶ 富山市

4月、群馬県の踏切で小学4年生の女の子が列車にはねられて死亡しました。
こうした事故を防ごうと、富山市で16日朝、新1年生に踏切の安全な渡り方を学んでもらう取り組みが行われました。

16日朝、富山市の奥田北小学校の通学路になっている富山地方鉄道の踏切で、警察官が、登校する新1年生に踏切の安全な渡り方を教える取り組みが行われました。
警察官は、踏切の前では1度止まって左右を見ることや、警報機が鳴ったら渡らないことそれに踏切や線路の近くでは遊ばないことなどを、反射材などを渡しながら伝えていました。
新1年生の女の子は「左右を見てから渡るようにしたい」と話していました。
警察によりますと、県内では去年1年間で踏切事故が2件発生し、3人がけがをしたということです。
県警察本部の鉄道警察隊の齊藤武弘隊長は「保護者は子どもたちに、踏切の近くで遊ばないことや、石などを置くと大変な事故になることなどを教えてほしい」と話していました。
踏切事故をめぐっては、4月6日に群馬県にある遮断機と警報機がない踏切で、小学4年生の女の子が列車にはねられて死亡する事故があり、対策が課題となっています。