富山空港 台湾から春の臨時便 運航始まる

富山の春の観光シーズンにあわせて、台湾からの観光客を乗せた臨時便の運航が15日から始まり、富山空港の到着ロビーは混み合いました。

富山空港と台湾の台北を結ぶインバウンド客向けの臨時便は、15日から5月29日にかけて、あわせて32往復が運航される予定で、ほぼ満席の第1便が正午ごろに富山空港に到着しました。
空港の到着ロビーには大きなスーツケースなどを持った観光客らおよそ150人が降り立ち、次々と観光地に向かう大型バスに乗り込んでいました。
チャイナエアラインによりますと、この春の臨時便は15日に開通した「立山黒部アルペンルート」など春の観光シーズンにあわせて運航されるもので、予約は好調だということです。
ことし1月から3月にかけても台北から18往復の臨時便が運航しましたが、定期便は、新型コロナウイルスの影響で4年前から運休が続いていて、県は、臨時便の利用実績を積み上げて定期便の運航再開を目指したいとしています。
台北から訪れた男性は「富山には初めて来ました。立山黒部アルペンルートにある“雪の大谷”を見に行く予定です」と話していました。
また台北から訪れた女性は「日本での滞在中にチューリップを見たりカニを食べたりするのが楽しみです」と話していました。